読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

大切な人へ

これまで振り返ってみれば

どんな時も どんな場面も

寄り添ってくれる音楽があった

 

いつしか僕の人生は

いろんな場面で忙しくて

音楽と寄り添うことさえ

忘れていた時もあった

 

ヘッドフォンを耳にあてて

そっと再生(鳴ら)してみる

変わらないピアノで始まるイントロは

封筒を開ける時の あの胸の高鳴りと同じよう 

今 見てる景色

今 想う気持ち

今 過ごす環境

今 立たされてる場面

メロディに包まれ運ばれて行く

 

すべてをわかってくれた

まるであの人のように

 

そして僕は あの頃の僕に戻る

 

思えば この曲たちと同じくらい

僕には寄り添ってくれた 大切な人がいた

 

何にも代え難い 大切な大切な

色褪せることのない 僕らだけの思い出

「大丈夫?寂しくなってない?」

僕の心配ばかりしてくれた

 

今ではその人も もう母親として

次のステージで 幸せを分け合ってる

 

お互い 別々のステージで

幸せを分け合ってる

 

今 春の空を見上げて深く息を吸い込んだら

眼を閉じて こう言ってみた

「大丈夫。僕は元気にやれてます。」