白いジャケット

あの時 僕が困ることを知りながら

急に僕を置いて 君は走り出した

 

その時 これで最後だと知りながら

君を追いかけずに 僕は諦めてた

 

あれだけ解り合えた二人でも

ほんのふとした風が埃を運ぶように

見えない噂で 存在する常識

 

君は世間になびかせられた格好

僕は世間をなびかせたかった格好

 

あの時白いジャケットを着た君は

何にも怖さがなかったはず

あの時白いジャケットを着た僕は

すべてが僕らに向いてるんだと思った

 

二人はお互い白いジャケットを着てた

5月の景色に眩しいくらいの白いジャケット